ミシンが主役の作品展 作家紹介①

「ミシンが主役の作品展」に出展中の作家さん達の経歴や想いなどをご紹介。
作家の皆様に作品の制作秘話なども伺いました。

まずは、キルト作家窪田光土里さんをご紹介します。

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【窪田光土里さんプロフィール】
約35年前にミセスに掲載された野原チャック先生のパッチワークに魅かれ、パッチワークを始める。銀座キルトアイにてミシンキルトを修得。
国内外でのコンテスト受賞多数、海外で展示会開催。

<主な受賞歴・展示会>
・1995年 QUILTS, UK1995スペシャルアワード受賞
・2005年、2015年 クロアチアキルト展
・2012年 キルトアワード キルト大賞
・2016年 オーストリアキルト展
・2017年 クロアチア大使より表彰状授与

【作品を作る上で心掛けていること】
ミシンキルトの広がり、ハンドキルトのぬくもり、境目なしに作品作りを楽しんでいます。

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【作品ピックアップ】
「2000年の時空を超えて カルタゴ幻想Ⅰ」
ご案内ハガキに使わせていただいたキルトです。

発表された当初は、「カルタゴ幻想Ⅰ」(2007年制作)というタイトルでしたが、本来のタイトルは「2000年の時空を超えて カルタゴ幻想Ⅰ」との事で、
今回の展示会では本来のタイトルでキャプションを作成させていただきました。

カルタゴは、北アフリカチュニジアにあった古代都市国家です。
ローマ軍に滅ぼされた際、カルタゴの土地には雑草一本すら生えることを許さないという意味で塩がまかれたと言われています。

窪田さんからは、
『まだ日本人があまり行かない頃に、カルタゴの遺跡に憧れ、チュニジアに行きました。
千年先まで草の一本も生えないほどにローマ軍によって塩をまかれ打ちのめされたカルタゴの遺跡を目にした時、何故か涙が出てきました。
遺跡から出土されたモザイクを参考に、私なりに作品にしました。
ピーシングはミシンで作りましたが、2000年の時を思いながらハンドでキルテングしました。』
とのメッセージをいただきました。

制作時の思いを伺ってから作品をじっくり拝見しますと、
ミシンで制作された正確なピーシングやハンドキルティングの細かな縫い目から、
2000年前のカルタゴに暮らしていた人々や建造物に思いを馳せ、改めて深い感銘を受けました。
この作品の隣には、「カルタゴ幻想Ⅱ」も展示しています。
2点の大作を見比べるのもなかなか興味深く、なんとも贅沢なひと時です。

2000年の時空を超えて カルタゴ幻想Ⅰ

カルタゴ幻想Ⅱ

 

「青い花瓶の花」、「グラン・ブーケ」
ギャラリー2Fの階段を上ったところにも、窪田さんの作品があります。
ルドンの「グラン・ブーケ」からインスピレーションを受けた作品です。

「青い花瓶の花」は、東京でルドン展開催の新聞広告に「グラン・ブーケ」の写真が掲載されていて、無性にリボンでこの作品を表現出来ないかと思い、一気に作り上げたキルト。
そして、その後、展示会へも足を運ばれたそうです。

依頼された作品ではなく、ご自身で作りたくなり作った作品は、
染色したり、後から絵の具で彩色したりと自由に制作されていらっしゃるそうです。
リボン刺繍の刺し方の違いなど、2作品を見比べるのも楽しいですね。
ルドンファン必見のキルトです。

ぜひ、実物をギャラリーでご覧ください。

青い花瓶の花

グラン・ブーケ

 

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<ミシンが主役の作品展>
【1F・2Fギャラリー】
【日時】2019/8/30(水) 〜 10/9(水)
【時間】11:00〜18:00 / 最終日16:00まで *休廊日:木
【出展作家】
窪田光土里/笹倉幸子/菅原順子/堀北直美/田中美保子

【エントランスギャラリー】
木下美津子とニードルスターによる小作品展示・販売会

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