ミシンが主役の作品展 作家紹介⑤

「ミシンが主役の作品展」に出展中の作家さん達の経歴や想いなどをご紹介。
作家の皆様に作品の制作秘話なども伺いました。
今回は、キルト作家 田中美保子さんをご紹介します。
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【田中 美保子さんプロフィール】
・フェアリーパッチワーク・キルトサークル主宰
・ハンドキルト歴37年、ミシンキルト歴33年
・(公財)日本手芸普及協会ミシンキルト本部講師
・ヴォーグ学園福岡天神校ミシンキルト講師
・国内外キルトコンテスト入選、入賞多数
・国内外キルト展依頼展示多数

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【作品ピックアップ】
「月下美人」
ご案内ハガキに使わせていただいたキルトです。

ギャラリーを入った突き当たりに展示してあります。
背景の黒と月下美人の細やかなステッチがとても美しいバランスになっていて、遠くからでも花が浮き出て見えます。

田中さんからは、
「月下美人は、暗黒の夜に1回きりの白い美しい花を咲かせ、夜明けにはしぼんでしまいます。
亡き父親が大切に育て、愛した花を父への感謝と想い出としてキルトの上で咲かせました。」
とコメントをいただきました。

そして、色合わせで工夫した点やこだわったところなどを伺ったところ、
「背景の黒布は何種類か選び、夜の漆黒色の深みを出しています。
所々に配置した銀色布は、夜の月明かりの反射のイメージです。
月下美人の白い花色は、何色かの白布を選び、花全体の遠近感を出したかったので、花の中心部をグレーの糸でフリーモーションで細かく入れ、深みを出しました。
花びらは目の詰まったサテンステッチにこだわり、花びらの先端部は針目のふり幅を微妙に変えながらシャープさを出しました。」
と教えていただきました。

お父様への感謝の思いを込めながら制作されていらっしゃるせいか、モノクロの色がベースの作品なのに、優しさや温もりのようなものも感じられる美しい作品です。

月下美人

 

「夜明けのブーゲンビリア」
ギャラリー2階に展示してあります。
南国宮崎の花「ブーゲンビリア」と、美しい海からの夜明けを、明るく元気カラーで表現された作品。
海面を照らす太陽の光、夜明けの空、鮮やかなブーゲンビリアがステッチで美しく表現されています。

田中さんからは、
『夏になると南国宮崎はブーゲンビリアの花があちらこちらに咲き乱れます。
宮崎空港の名前もブーゲンビリア空港と言います。
太平洋側の海からの宮崎の夜明けの様子や太陽が海面に反映した様などを効率的、繊細に表わしました。
ブーゲンビリアの花は遠近感を考え流れるように、葉脈なども細かくキルティングしました。』
とコメントをいただきました。

大胆な構図ながら、いろいろなデザインの細かいキルティングをする事で、作品に深みや奥行きが出てくるのですね。

夜明けのブーゲンビリア

夜明けのブーゲンビリア

 

その他にも、3点の作品「幻の花」「光と影」「クレマチス」を出展されています。
ぜひ、実物をご覧にギャラリーへいらして下さいね。

幻の花

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<ミシンが主役の作品展>
【1F・2Fギャラリー】
【日時】2019/8/30(水) 〜 10/9(水)
【時間】11:00〜18:00 / 最終日16:00まで *休廊日:木
【出展作家】
窪田光土里/笹倉幸子/菅原順子/堀北直美/田中美保子
【エントランスギャラリー】
木下美津子とニードルスターによる小作品展示・販売会

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